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寒い空

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今日の午後の陽が傾きかけた空

冷たい風を切りながら歩くと
手や頬など、空気に触れている部分がすぐに強張り
部屋を出る時大事に閉じ込めておいたぬくもりは
あっけなく冷めてしまった



昨日は横浜も雪が降ったようですね
「ようですね」というのは、昨日はほぼ一日中横浜に居なかったため
そういう言い方になりました
降ったところを見なかったので


朝早く家を出て新幹線に乗り、広島へ向かいました
今回目的は二つで、一つは父の見舞いでした
申し込んであった介護施設に空きができて、
先週月曜、入院していた病院から移ったので、様子を見てくるつもりでした
広島駅に着くと曇っており、そこから乗り換えた在来線で向かう途中
細かい雪が降り始めました
雪がたくさん舞う中、施設を訪ねると、父は車椅子に座っていました
父と縁深い知人がわざわざ関東から一緒に来てくれたので
その方を見て父も驚いたようで、また顔を歪めて泣いていました
倒れてから、寝たきりの姿しか見ていなかったので
ほんの少しですが、心静まりました

小一時間父のところに居たあと、もう一つの目的、母の三回忌のため
母のお骨がある納骨堂に向かいました
母のお骨はお墓でなく納骨堂に安置してあります
そこで、お経をあげてもらうよう兄に手配してもらっていました
忙しい兄とまだ動けない父は来れませんでしたが
母とも縁深い知人が参列して下さり、
その方と私で、母の三回忌を行いました
お経が始まる前に、仏壇にお花とお線香をあげましたが
その方が仏壇の前で手を合わせ、
「お父さんのこと、何とか助けてあげて下さいね」と仰ってくださいました
そのように思って下さるお気持ちがただ有難く、その方に心の中で手を合わせました

夕方頃お経が終わり、そこから電車で広島駅に出て、その方と共に新幹線で帰ってきました
私は新横浜駅で降り、その方はそのまま東京駅まで行かれました
地下鉄横浜駅に着いて表に出ると、うっすらと道に雪が被っていました
風が冷えていて、家までの道、思わず息がつまりました
家に着いたのは22時30分頃でしたでしょうか






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寒い空_c0006633_2031840.jpg



今日も道の脇にまだ雪が残っていました
ほんの少しなのに、寒いので中々溶けないのでしょうね
あれこれ用事をするため家を出る時、
ここのところ外にカメラを持ち出していないので、持って出てみました
でもすぐに指が動かなくなり全部で7枚、しかも近所の写真だけで止めてしまいました



寒い寒い青の空と、天空の小さい小さい月

近所のビルのはざまの、青空です

by rin6174 | 2006-02-05 21:54 | ご近所 | Comments(18)

Commented by corobo at 2006-02-06 00:25
お帰りなさい。
仕事の方はいかがですか。
お父さん、回復されてきているようで何よりです。

僕は昨日から風邪気味でへこんでます。
倫さんも風邪に気をつけてがんばってください。
さむいなー、ここんとこ。
Commented by rin6174 at 2006-02-06 00:50
coroboさん

寒いですね本当に・・・散歩の足が鈍ります
風邪いけませんね、寒い日が続くようですから気をつけないと長引きますよ
嗽、マメになさいませ

仕事は、会社の人数が少ないなりのルール決めや、移籍したための書類の処理など
まだまだ残っている雑用があります
時間を作っては打ち合わせしたり、表をつくったりしております
父のことも、ご心配頂きありがとうございます
Commented by masamune704 at 2006-02-06 01:09
雪、降ったみたいですね
僕もこの土日は県外にいましたが、外出先でも少し降りました
ノーマルタイヤで出掛けたのでどうしようかと・・・(汗)

帰省、ご苦労様でした
無事に帰ってこられたようで安心しました
お父様も少しは落ち着いた場所へ移動できたようで
早い回復を祈ってます

お母様の3回忌も無事に終えられたそうでなによりです
久しぶりにお線香をあげられたのでは?
僕はこの土日の法事は静岡で、車で数時間で行けちゃいますけど
広島だと簡単には行けませんからね
お兄ちゃんは残念でしたけど・・・

横浜の空
透き通った冬らしい、冷たい空気の空
まだまだ寒い日が続きますが、体に気を付けて頑張りましょうね(^^)v
Commented by kazahana297 at 2006-02-06 05:42
おはようございます お疲れ様でした
今流行の風邪 どうも物凄い睡魔に襲われるようです 私は手持ちの抗生剤でしのげました 寒い時期 御慈愛下さい 
Commented by akebimama at 2006-02-06 08:41
お早うございます。仕事も新たに変え。親のことも大変ですね。マダ私は。近くですから。なんとかなりますが。。いずこも大なり小なり悩みのタネはあります。。がんばらないようにガンバリましょう。。此の言葉は病院で沢山いろいろな方を見ていた方の言葉です。(此の言葉に救われました)
Commented by jikomannte at 2006-02-06 09:33
気持ちが伝わる映像ですね。
上を向いて歩こう。
Commented by arizo02 at 2006-02-06 13:03
こんにちは。
長旅、お疲れ様です。何もしていなくても長距離を移動すると、とても疲れます。ご自愛くださいませ。
3枚目、30年ほど前の横浜駅西口は天理ビルぐらいしか高いビルはありませんでした。今はなき横浜三越がオープンしたころですね。いまは西口に立っても、天理ビルは見つけにくいのではないでしょうか。
Commented by 休日郎 at 2006-02-06 13:57 x
淡々とした文体と風景に、
倫さんのお父さんやお母さんに対する、深いお気持ちが込められている。
そう思えました。
鋭角のビルと鋭い月。いつもの横浜と、何か違って見えます。
Commented by choco-one at 2006-02-07 22:31
こんばんは。
お疲れになったでしょう。
お父上に顔を見せてあげることはとてもいいことだと思います。
子としてやれることはなんなのかと思いながら、未だに親にたよっている自分です。
ちょっと情けないような(^^;
Commented by tin_box at 2006-02-08 13:34
私も先日、小さな月を入れて撮りました。
他の方のブログでも小さな月を見ました。そしてここでも。
都会の人は空なんかめったに見ないのだろうな。ひたすら進行方向を見つめてるんだろうな。

私の親もいい歳になってきて、なんだかあやしくなってきました。
いろいろ考えなきゃならないのでしょうが、なかなかね。
Commented by rin6174 at 2006-02-10 01:20
masamuneさん

車での外出先で雪が降ると、もうどうしようかと思いますね
ご無事で何よりでした
広島にもたくさんの雪が舞うこの日でした

父のことご心配頂きありがとうございます
まさか自分が半身利かなくなろうとは思っていなかったのではないでしょうか
父にはそういうなんと言うか、暢気なところがありまして(^^;

年を重ねればいつどのようなことになっても不思議ではありません
悔いない日々を送りたいものですね
Commented by rin6174 at 2006-02-10 01:24
風花さん

まわりを見回すと、これまたいつ風邪をひいてもおかしくないという気にさせられます
マスク姿の人の多いこと

今月は仕事の忙しさに加えて常駐先の引越しがあり、
体調を崩すと周りの人に多大な迷惑をかけそうです
ウガイ励行しなんとか乗り切ります
お気遣い感謝いたします
Commented by rin6174 at 2006-02-10 01:27
あけびままさん

頑張らないように頑張ることが、気持ちに余裕を生み、
結局は一番良い結果をもたらすのかもしれませんね
ガス欠しては一歩たりとも前へは進めませんものね

明日も明後日も日々を継続できるように、今日を生きてゆきましょう
ありがとうございます
Commented by rin6174 at 2006-02-10 01:33
jikomannteさん

歩く時はよく、上を向いています
気持ちを救ってくれるのは、誰の頭上にも平等な空
晴れでも曇りでも雨でも雪でも
陽の光や雨粒や雪が平等に降り注ぐ
その平等さに心は力を、もらっています

Commented by rin6174 at 2006-02-10 01:40
arizoさん

お気遣いありがとうございます

30年前、確かに天理ビルは抜きんでて高いビルでした
以前は最上階(だったかどうか・・・もう定かではないですが)に瀬里奈という
ステーキハウスがあって、父の会社の方にご馳走になったことがありますが、
そこから見た街の灯りがとても小さかったのをよく覚えています
今は天理ビルの前にはシェラトンがあり、駅前のバスターミナルが狭く感じます
Commented by rin6174 at 2006-02-10 01:48
休日郎さん

親という、自分のルーツが傷んだり消えたりすると
命の限りを本当に実感します
時間の限りを感じると、すべては輝いて見える
自分にとても近い存在である父や母を想いながら道を歩く時
上を向きます
誰の頭上にも平等な空を見て歩きます
Commented by rin6174 at 2006-02-10 01:53
choco-oneさん

ただ父のもとに行くことしかできない自分です
今遠く離れた場所に暮していることが自分の業なのだろうと思います
でも、それを受け容れ、仕事があることに感謝しなければとも思います

何もできなくとも、時間を作って父のもとに出かける
せめてこれだけでも、月に一度は、と思っている私です(^^;;;
Commented by rin6174 at 2006-02-10 02:01
tittiさん

私は空ばかり見ています(笑)都会人じゃないのかな(笑笑)
どこまで行っても空が自分の頭上にあることにとても安心してしまうのです
何かこう、その懐に抱かれるような感覚があるのかもしれません

親御様がご高齢になられれば、何かとご心配なことでしょう
父の不自由な姿を目の当たりにすると、自分の老いた時のことを否が応でも考えます
父の心を思う次には、自分の時は・・・?と考えます
必ず、考えてしまいます
自分のことが自分で出来るうちに死にたいなあ
などと、つい考えてしまいます・・・
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