わずかな時間


by rin6174

カテゴリ:映画( 4 )

休日は冷たい雨

このところ暖かい日が続いて、近所の桜の蕾もかなりまあるくなっていたのに
昨晩からの冷たい雨と風で、すっかり首をすぼめてしまったような感じです

休日の今日は、友人と少し電話で話をしたあと急に思い立ち映画を観に出かけました
大岡昇平氏原作の「ながい旅」を映画化した「明日への遺言」という映画です

主人公岡田資という人のB級戦犯裁判のシーンがほとんどであるこの映画を観ているうち
この主人公の信念の強さと確かさに、どんどん惹かれていきました

帰宅してから見た映画の公式サイトに紹介されていた、
「戦後一般の虚脱状態の中で、判断力と気力に衰えを見せず、主張すべき点を堂々と主張した・・・」
という大岡昇平氏の文章が、私の思いを代弁してくれました
どのような状況下にあっても、自身の信念を貫くということがどれほど大変なことか
「臨機応変」という便利な言葉で、困難な状況をのらりくらりとやり過ごしてきたのでよくわかります(笑)

あらゆることが困難な状況下でも、
受け留め受け容れられる大きく柔軟な心と、確かな信念を持ちそれを貫ける強い心
矛盾しているようにも見えるそれぞれですが、両方を持ち合わせていなければ「確か」とは言えないと考えます
これからの人生においては、自分の中にその両方の心を少しずつでも育てたい
そんな、ものすごい真面目モードになってしまった今日の私なのでした

上の大岡氏の文章は「証言その時々」に記されていた文章です
この著書を、読んでみたくなりました


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冷たい雨風で開く前に散ってしまった、桜の蕾を拾いました
・・・カメラにおさめたくなり持ち帰りました

by rin6174 | 2008-03-20 23:03 | 映画 | Comments(16)
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を観てきました


冒頭は、大勢の死者が墓地から出てくる場面でした
蘇生者たちはこざっぱりとした身なりで健康そうな様子で
ただ、動きが緩慢な以外は生きていたときと全く変わらない外見です

映画の中で、死者の蘇生は既に現実であり、
行政がそれへの対応を会議で話し合っていました
蘇生という現実的にありえない事柄について、
蘇生者の数は1万3千人、ほとんどが過去10年以内に死亡した人々で
全体の65%が60歳以上、40歳以上60歳未満が25%、40歳未満は10%・・・
などという、統計予想の発表がされていて
映画が始まった時には、もう何故蘇生したかという理由は飛ばされていて、
既に蘇生者はそこに現実に居ます

もし観に行かれる方があったら、これ以上ストーリーを言わない方がいいでしょう

現世を生きる人々と一度死んで蘇ってしまった人々との間にある、
埋められない隔たり、哀しみを丁寧に描いていると感じました
映画のパンフレットはあまり買いませんが、
この映画はもう一度反芻したくて買い求めました
観ている間は泣きませんでしたが、映画館を出てからふと涙が滲んで、ちょっと困りました

映画帰りに秋見つけて
by rin6174 | 2006-09-23 20:09 | 映画 | Comments(12)

阿弥陀堂だより

風邪の泣き言に、皆様暖かい励ましのお言葉をありがとうございました
心よりお礼申し上げます



風邪も今ひとつキレイに治りきらないので、
人が多く乾燥した街を避けるためビデオを借りてきました
「阿弥陀堂だより」
http://www.amidado.com/


先週末、友人と電話で話していた時に「とてもよかったよ」と勧められたのですが
今より風邪の症状が強く、ビデオを借りに行く元気が無かったもので・・・

奥信濃で一年にわたる撮影をしたこの映画に出る日本の四季は
一見に値すると私は思いました
舞台となる村の一年を通じての風景を見ていると、
何か母の懐に抱かれているような、静かで落ち着いた懐かしい気持ちになります

北林谷栄さんという好きな女優さんが
おうめさんというおばあさんの役で出演していますが
この人がまたいいのです
「生と死、老い」がテーマの一つとしてとりあげられていると思えるのですが
この人の演技で、重いテーマが当たり前の暖かさに包まれているような気がしました

若い頃だったら、もしかしたらこの映画を少々退屈だと思ったかもしれませんが
今の私には、心がいい感じに凪になれる映画でした


さて、今週は何日か相棒が休む予定ですから、何とか留守を守らねばなりません
・・・今日も生姜湯飲んで早めに寝ることに致します

寒暖の差が大きいこの頃、皆様もどうかご自愛下さいませ
by rin6174 | 2006-03-05 23:00 | 映画 | Comments(13)

銀座へ

「今日は映画を見よう」
と、朝置きぬけに思ったのです

で、インターネットであれこれ調べていたら、「砂の器」を見つけました
野村芳太郎監督が亡くなったため、東京、大阪、京都で特別上映をしているようです
東京での場所は東劇でした
松本清張のものは好きなので、既に見ているし、家でビデオも見たのですが
映画の中で流れている音楽も好きなので、
東劇の音響がいいと言うレビューを見て、出かけてみることにしました

いくつかの映画の予告が終わり、いよいよ始まり
子供が砂の山に掌から水を落とし、砂の器を作り並べるという映像のあとに、
「砂の器」というタイトルが映され、さらにその後懐かしい俳優さんの名前がずらり
これだけでかなり期待してしまいましたが、本編が始まってからは
懐かしい町並み、懐かしい車、駅、そして地方の田園風景など
相当昔に姿が消えたものばかりですが、私には違和感のないものでした
見ている途中で思ったことは、また今度ゆっくりと


映画帰りの道すがら・・・
路地から、歌舞伎座
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銀座4丁目日産
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追加してみました
by rin6174 | 2005-06-18 23:29 | 映画 | Comments(16)