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奇跡の朝という映画・・・

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を観てきました


冒頭は、大勢の死者が墓地から出てくる場面でした
蘇生者たちはこざっぱりとした身なりで健康そうな様子で
ただ、動きが緩慢な以外は生きていたときと全く変わらない外見です

映画の中で、死者の蘇生は既に現実であり、
行政がそれへの対応を会議で話し合っていました
蘇生という現実的にありえない事柄について、
蘇生者の数は1万3千人、ほとんどが過去10年以内に死亡した人々で
全体の65%が60歳以上、40歳以上60歳未満が25%、40歳未満は10%・・・
などという、統計予想の発表がされていて
映画が始まった時には、もう何故蘇生したかという理由は飛ばされていて、
既に蘇生者はそこに現実に居ます

もし観に行かれる方があったら、これ以上ストーリーを言わない方がいいでしょう

現世を生きる人々と一度死んで蘇ってしまった人々との間にある、
埋められない隔たり、哀しみを丁寧に描いていると感じました
映画のパンフレットはあまり買いませんが、
この映画はもう一度反芻したくて買い求めました
観ている間は泣きませんでしたが、映画館を出てからふと涙が滲んで、ちょっと困りました









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渋谷のショウウィンドウ






こんな冷たい、訝しげな視線で見られる時は

秋らしい、深いパープルのドレスを着ている時がいい




ぬわーんちゃって

妄想です妄想・・・     あっはっは

by rin6174 | 2006-09-23 20:09 | 映画 | Comments(12)

Commented by tabo2006 at 2006-09-23 20:40
倫さん,こんばんは。
ちょっと変わった映画ですね。
見終わったあとから涙が出てくるって,どんな内容なんだろう。
興味が湧いてきました。
今夜は今頃,お部屋の中でパープルドレスをはおって,ワインを飲みながら静かに読書でもしているのでしょうか。
妙に似合いますよ(^_-)-☆
Commented by sunnyr at 2006-09-23 20:57
とても不思議な映画ですね。
私は最近”ストロベリーショートケイクス”を見ました。
現実を生きる女の子たち。
強いから生きにくい世の中ってあるんだなぁ、と思いました。
Commented by rin6174 at 2006-09-23 21:49
taboさん

受け容れにくいけれど、
受け容れるしかないことの最たるものを、この映画は
丁寧に描いていると思いました
展開が現実的で、館内に居る間は心の隅にきちんと仕舞えていたものが
映画館を出て歩く間に引き出しから出てきてしまったのです
パープルのドレスは残念ながら持っていません
秋の間に探したいですね(^^;
Commented by rin6174 at 2006-09-23 22:01
sunnyrさん

不思議な映画でしたよ
あり得ない題材が、映画が始まった途端に既にちゃんと現実として描かれていたので、
純粋に生と死の間の隔たりと哀しみだけを考えることができました
そういう点ではうまい作りだと思いました

”ストロベリーショートケイクス”
観ていませんが、ストーリーを調べました
「強い」より「したたか」でないと生きにくいのかな って思いました

あちこちに出没するクマさんみたいに
みんなに元気をあげられる存在になりたい とも
思いました・・・
Commented by corobo at 2006-09-24 01:19
倫さんは↓で吉村昭の本を読んでますが、僕は15年位前に彼の
「冷い夏、熱い夏」という本を読んでます。
内容はすっかり忘れてしまいましたが、今解説をざっと読むと、
癌で亡くなった弟さんを看取るうちに、彼の死生観がぐっと死の世界に
近づいていく。自分が死ぬ方向へ、という意味ではなくて、死と今生きる
自分の繋がりを感じるようになる、といことです。僕も、父の死に同じ
ようなことを感じています。
この映画では、倫さんは純粋に生と死の間の隔たりと哀しみだけを
感じることが出来たとコメントしてますが、この隔たり、とは何だろう、
と興味がわきました。家族の死は「つながり」で、他人の死は「隔たり」、
なんだろうか?
今度DVDがでたら観てみたいです。
Commented by rin6174 at 2006-09-24 11:47
coroboさん

一人の人の死と生は、
今まで継続していた生の終わりが死、という意味で繋がっているけれど
今生きている自分と、愛してやまなかった死んでしまった家族
その生と死の間には埋めようのない隔たりがあって
たとえ生きていた時と同じ姿で蘇生したとしても
その隔たりは埋められない

今思うままに文章にしてみましたが
もう少し掘り下げて考えたいことではあります
時間をかけると、また違う思いが出てきそうです

この映画、ぜひ観ていただきたいです
Commented by inamoku at 2006-09-24 20:56
日本でも「黄泉がえり」っていう映画がやっていましたね。
これも未見なのですが、少し似たような内容なのかな?

最近は忙しくて映画館はもちろん家でも映画を見ていません。
忙しいときは時間が出来るとついつい大きなイベントに行ってしまうのでのんびりとした時間が持てないですね。
Commented by rin6174 at 2006-09-25 00:10
いなやん

あれほどドラマ仕立てではないですが、似ています

「・・・今日は、映画でも観にいこうかなぁ」
そんなノリで出かけたいでしょうね
中々のんびり出来ないようですが、気持ちが疲れきってしまわないうちに
・・・ね?
Commented by kazahana297 at 2006-09-25 11:33
こんにちわ
邦画でも 結構 蘇生や魂に関する映画が最近多いように感じます
私の最近のは 花田少年史です 出演者がやけにはりきって演じていて元気をもらいました
お菓子屋さんでチケットが当たったので甥っ子を連れて行きました
Commented by rin6174 at 2006-09-25 22:02
風花さん

花田少年史も、黄泉がえりなどもそんな映画ですね

花田少年史は、いい映画だったと仰ってましたよね
ストーリーや、予告編など見て、元気が出そうな映画だと私も思います
甥っ子さんは、この映画をどうご覧になっていたでしょうか
子供の心にすうーっと沁みるような映画は、私たちにとっても素敵な映画なんじゃないか
なんて思いました
Commented by ONDTP at 2006-09-27 23:12
ふーん、これは知りませんでした。
ビデオじゃなく映画ですね。
Commented by rin6174 at 2006-10-01 01:15
酔鯨師匠

私が見た日が初日でした
雑誌「ぴあ」の人が見終わった人にインタビューしてましたね

時間があればもう一度じっくり観て、永遠の別れをした人達のことを思い出してみたい
そう思っています
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